
こんにちは!hanasakuです!
今日のブログのテーマは株です。前回の「キャッシュフロー計算書とは?」に引き続きキャッシュフロー計算書(以下CS)のあれこれを書いて行きます。
今回は主なテーマはずばり「使い方」です。
結局数値が読めたが、どう使えば自分の投資の判断材料になるのかご存知ですか?分からない方はぜひ読んでみてください(^^♪
それでは早速いってみましょう!
キャッシュ・フロー計算書の使い方
前回CSには3つの項目があることを説明しました。
ポイント
- 営業活動によるキャッシュフロー
- 投資活動によるキャッシュフロー
- 財務活動によるキャッシュフロー
CSの使い方は、この3つの項目を組み合わせて以下のパターン表のどこに当てはまるか比べるだけです!とても簡単なんです笑
ちなみに組み合わせることで「会社がどんな状態であるのか」、「経営者はどのような経営を狙っているのか」がある程度わかっちゃいます。
ではパターン表を見ていきましょう。
CSのパターン表
営業活動 | 投資活動 | 財務活動 | 会社の状況(推測) | |
① | + | + | + | 営業活動で稼ぎ、資産を売却して現金を得て、さらに銀行から借入もしている状況です。おそらく将来の大きな事業のためにお金を集めいている状況が推測されます。 |
② | + | + | - | 営業活動で稼ぎ、資産を売却して現金を得て、銀行へ返済している状態です。財務体質の改善をしている状況が推測されます。 |
③ | + | - | - | 営業活動で稼いだお金で、投資を行い、さらに銀行への返済もしている状態です。営業活動が好調で将来も見越しており、金融機関からの評価が高い状況が推測されます。 |
④ | + | - | + | 営業活動で稼いだお金と銀行からの借入でお金を集め、投資を行っている状況です。何かおおきな新規事業でも始める前の状況が推測されます。 |
⑤ | - | + | + | 営業活動で利益が出ず、資産売却と銀行からの借入で会社を保っている状況です。赤字体質企業として金融機関からの評価も良くないことが推測されます。 |
⑥ | - | + | - | 営業活動で利益が出ず、資産を売却したお金で、銀行への返済を行っている状況です。資産がよほどあればまだ良いですが、資産が少ない場合は金融機関からの評価もあまり良くないことが推測されます。 |
⑦ | - | - | - | 営業活動で利益は出ていませんが、将来のための投資を行い、銀行への返済も行っている状況です。今までにかなり現金を蓄えていると推測されます。 |
⑧ | - | - | + | 営業活動で利益は出ていませんが、将来のための投資を銀行からの借入で行っている状況です。将来の事業によほど自信があるか博打的要素が強いと推測されます。 |
さあ、みなさんの会社はどうでしょうか。正直営業キャッシュフローがマイナスな⑤~⑧はあまり良くありませんね。ベストは③でしょうかね。自分で稼いだ利益で未来への投資を忘れず、銀行へも返済している。。。完璧です!!こんな会社ばかりならいいのですが、現実は難しいのでしょう。。
ちなみに、、、私の大好きなライザップは、、、、2019年3月 第一四半期は「マイナス、プラス、プラス」で⑤でした。パターン表でいくと赤字体質企業として金融機関からの評価も良くないことが推測されます。

自分で書きましたが、キツイ評価ですねー笑 まあこの辺りはライザップは毎年第一四半期は⑤ですし、年間ベースでは③or④に持ってきてくれると信じていますので、あま心配はしてませんけどね。>>このあたりについては過去記事「ライザップの株をひたすら買い続ける理由①~⑥」をご覧ください( `ー´)ノ
まとめ
このパターン表はあくまでも目安としてお使いください。あとライザップの件でも言えますが、四半期分だけでみるのではなく、数年ベースでCSやその他の報告書をみることも大事ですよ!
ちなみに今日のライザップの株価は、、、マイナス15円の670円!着実に下がっております!がんばれライザップ!負けるなライザップ!
ではでは今日はここまで!また明日も見に来てくださいね!hansakuでしたー。